便利は安全とは限らない
近年、パソコンやスマートフォンなどの様々なデバイスにより、私たちの生活は日々便利なものへと進化しています。しかし、それらの機能を過信して、依存した生活をしてはいけません。今回はデバイスがもたらす身体や命へのリスクについてお話しします。
進化に追いつけない人体への代償
多くの人が日常的にデバイスを使用しています。デジタル家電やイヤホンもそうです。近年、これらを長時間使用することによる健康被害が問題となっています。
図表1をご覧ください。デバイス依存による健康被害をまとめました。デジタル時差ボケやスマホ老眼、イヤホン難聴、ストレートネックなどいわゆる現代病と呼ばれるものです。

スマホやイヤホンといったデバイスは、ここ10年ほどで爆発的に進化しました。しかし、人間の目や耳、骨格の進化はそれに全く追いついていません。そのため、わたしたちの身体には日々大きな負担がかかり続けているのです。
さらに、身体だけでなく脳や心への影響も見逃せません。現在、世界各地で子供のSNS利用を法的に禁止・制限する動きが加速しています。理由は、強い依存性や精神面への悪影響、犯罪被害があるからです。対象が子供であるとはいえ、同じ人間である大人にも少なからず同様の影響があるはずです。
便利さが牙をむく
デバイスは便利が故に過信しがちです。しかし、システムは完璧ではありません。事故は起きないと信じて導入したはずの機能が、予期せぬエラーによって牙をむくということです。命や身体の安全を脅かす事態になり得ます。
その一つの例として挙げられるのが、エアコンです。最近の機種では、人の動きを感知して自動で温度調節や省エネを行う機能がついています。しかし、何らかのエラーや誤認で突然停止したり、極度に温度が上がってしまったりするリスクは否定できません。
また、電気自動車にも事故事例が多発しています。電気自動車はドアハンドルが電子制御されています。万が一バッテリー上がりやシステムのエラーが起きると、ドアが開けられなくなるという事態が生じます。実際に、猛暑の中1歳児が車内に閉じ込められてしまった事故も起こっています。
アメリカや中国ではすでに無人タクシーとして導入されており、交通事故についても複数件報告されています。
他には、スマートホームが挙げられます。スマートホームとは、家電や住宅設備をインターネットで繋ぎ、スマホや音声で一括操作、自動化する仕組みです。
過去にはAlexa(アレクサ)などで知られる、Amazon(アマゾン)の大規模通信障害により、多くの問題が起こっています。実際に、玄関の鍵をスマホで開閉できるスマートロックが開けられず、外に閉め出されてしまった人がいました。また、温度調節機能がついたスマートベッドが高い温度で維持され、サウナ状態になってしまったという報告もあります。
デバイスに命を100%は預けない
デバイスに過度に依存してしまうと、心身ともに一生涯の不便を背負う可能性があります。そして、時には命を危険にさらすこともあるのです。
もちろん、非常に便利なものには変わりありません。だからこそ、無防備に使い続けるのではなく、常にリスクを考えておく必要があります。その上で、うまく付き合っていくことが、現代社会を生きていくなかで、大切なことなのではないでしょうか。
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千葉テレビに出演しました。
べらんめぇ時事総論 第1回
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