第116回 ゴールドの直近の生産量を教えてください。

質問:

ゴールドの最新の生産量を教えて欲しいです。今後のゴールド価格上昇につながるような好材料でしょうか?

 

 

回答:

ゴールドの上昇基調は継続します。生産量は前年同月比で減少に転じました。価格の上昇を後押しするものとなります。

 

解説

最新の生産統計が1月末に発表になりました。それによると、2023年第4四半期(10-12月期)は前年同期比1.9%の減少となりました。ゴールドは野菜と同じように生産量が減少に転じれば価格が上がります(図表1)。

第116回 ゴールドの直近の生産量を教えてください。 画像1

 

生産量(前年同期比)は3四半期の間、減少を続けています。すなわち、第2四半期は2.2%の増加でしたが、第3四半期に至り0.3%の微増となり、今四半期は減産に転じました。

 

減産の傾向は今後も続くでしょう。最大の理由は、鉱山投資の金額が2021年になってやっと増え始めたためです。新規の鉱山開発には最低4~5年はかかります。投資が実るにはまだ1~2年は必要だからです。

 

しかも、鉱山投資が増え出したといっても、2012年のピークからすればまだ半分以下の水準でしかありません(図表2)。増産が始まったとしても、その割合は小さなものにすぎないでしょう。

第116回 ゴールドの直近の生産量を教えてください。 画像2

 

こうしたことから、ゴールド価格について強気の姿勢で臨むことができます。

 

なお、いつものことですが、前四半期の数値は今四半期の数値発表時に大きく変更されています。具体的には、3か月前の発表時には2.3%の増加とのことでしたが、今回の発表では0.3%のン微増に修正されていました。発表元のワールド・ゴールド・カウンシルはいい加減な団体です。

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