第21回 借入金で金を購入するのはいかがですか?

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質問:

中小企業の二代目経営者です(30代男性)。

借入が1000万円ほどあり、現在、利子分だけを毎月返済しています。業績は順調で、預金が1000万円になってきたのですが、元本を返済するのではなく金を購入しようと思っています。そして、通貨が下落したあとに、金を売却して、元本を返済すると、金が上がった分が手元に残る計算になると思うのですが、いかがでしょうか?経営初心者なので、USCPA(米国公認会計士)の保有者である林先生にご意見をいただけると幸いです。

回答:

非常にいいプランだと思います。

日本政府には1000兆円を超える借金があり、この返済の見通しが立っていません。令和4年度については、歳出108兆円、税収等71兆円、差し引きの赤字額(国債発行額)37兆円です。仮に、この予算を大幅に変更して、歳出大幅削減(例:91兆円)、大増税(例:90兆円)を行って1兆円だけ黒字を達成するとしましょう。それでも返済には1000年はかかる計算です。

先進各国政府も状況は似たようなもので、借金の返済は実現不可能です。そこで、政府はインフレを起こし、貨幣価値を半分程度にするでしょう。その場合、実質的な返済額は現在の半分になります。これが政府の狙いです。日本でも、平安、鎌倉、室町といった王朝が交代してきたのは、財政難であり、王朝末期にはインフレが起きていました。

借金が可能な人は政府の真似をするのが得策です。返済が半分程度で済むからです。借りたお金をゴールド投資に回して、ゴールドの値上がり益を稼いでください。千載一遇のチャンスです。

なお、新著『世界が大不況でも資産を増やせるって本当ですか』においては、この方法は推薦していません。一般の方は簡単にはお金が借りられないし、借金にはリスクもあるからです。質問者のように、事業を行っている方は、資金繰りに長けているでしょうから、借金によるゴールド投資はぜひ行ってください。

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